犬を2頭飼っていると、「1頭より寂しくなさそう」「一緒にいれば留守番も安心」と感じることがあります。
たしかに、相性のよい2頭であれば、飼い主がいない時間もお互いの存在が安心材料になる場合があります。
しかし、犬が2頭いるからといって、留守番の不安や危険がなくなるわけではありません。むしろ、犬同士の相性、食べ物やおもちゃの取り合い、トイレの失敗、室内での事故など、2頭ならではの注意点もあります。
犬の留守番時間について、PDSAは「日常的には4時間を超えて一人にしない」ことを目安として示しつつ、実際に留守番できる時間は年齢や性格、健康状態、慣れによって異なると説明しています。RSPCAも、犬を長時間一人にしすぎないよう注意を促しています。
この記事では、犬2頭を安全に留守番させるための部屋づくり、実際にできる対策、注意したいトラブルを分かりやすく解説します。
まず結論|犬2頭の留守番は「一緒にするか・分けるか」の判断が大切
犬2頭の留守番では、最初に考えたいのが、2頭を同じ空間で留守番させるか、別々のスペースに分けるかです。
2頭の関係が安定していて、普段から穏やかに過ごせるなら、同じ部屋で留守番できる場合があります。
一方で、次のような様子がある場合は、留守番中はスペースを分けた方が安全です。
- おもちゃやおやつを取り合う
- 片方がもう片方をしつこく追いかける
- 食事中に緊張する
- 留守番中に吠え合う
- 片方だけ落ち着けない
- 体格差が大きい
- 子犬と成犬、若い犬とシニア犬の組み合わせ
- 片方に持病や足腰の不安がある
AKCは、新しい犬を迎える際に、犬同士をすぐに自由にさせるのではなく、クレート、サークル、ゲートなどを使って必要に応じて分けられる環境を用意することをすすめています。これは2頭を留守番させる環境づくりでも役立つ考え方です。
「2頭だから一緒で大丈夫」と決めつけず、まずは短時間の留守番で様子を確認し、必要に応じて分けるのが安全です。
犬2頭だから留守番が楽になるとは限らない
犬同士の相性がよければ、2頭で過ごすことで安心しやすい犬もいます。
しかし、留守番が苦手な犬にもう1頭を迎えれば解決する、というわけではありません。
分離不安がある犬では、飼い主がいない状況そのものに強い不安を感じることがあります。ASPCAは、分離不安の犬に見られる行動として、飼い主がいないときの吠え、遠吠え、破壊、排泄、脱走行動などを挙げています。
2頭目がいても、飼い主への依存が強い犬では不安が残ることがあります。
また、片方の不安がもう片方に伝わり、2頭とも吠える、部屋を荒らす、興奮してトラブルになることもあります。
2頭で留守番させる前に、「犬同士が仲良しだから大丈夫」だけでなく、飼い主がいない状態でも落ち着いていられるかを確認しましょう。
留守番前に確認したい2頭の相性
犬2頭を一緒に留守番させる前に、普段の関係を観察します。
確認したいのは、仲良く遊ぶかどうかだけではありません。
重要なのは、落ち着いて同じ空間で過ごせるかです。
次の項目を確認しましょう。
- 近くで寝ても緊張しない
- 片方が水を飲んでももう片方が邪魔しない
- おもちゃがなくても穏やかに過ごせる
- 片方が移動しても追い回さない
- 休みたい犬をもう片方がしつこく誘わない
- 食事やおやつでトラブルにならない
- 体格差があっても安全に過ごせる
- 飼い主が別室に行っても極端に興奮しない
普段は仲良く見えても、飼い主がいないと関係が変わることがあります。
留守番中は人が止めに入れないため、少しでも不安がある場合は、最初から同じ空間にしない方が安心です。
基本は「安全な留守番スペース」を作る
犬2頭を留守番させるときは、家全体を自由にさせるより、危険の少ない範囲に限定するのが基本です。
留守番スペースに向いているのは、次のような場所です。
- 温度管理しやすい部屋
- 電気コードや小物が少ない部屋
- 滑りにくい床
- 直射日光が強すぎない場所
- トイレを置ける場所
- 水をこぼしても掃除しやすい場所
- 外の刺激で吠えにくい場所
- 玄関や階段から離れた場所
反対に、留守番に向かない場所もあります。
- キッチン
- 階段まわり
- 玄関
- ベランダ
- 浴室
- 洗面所だけ
- 物が多い部屋
- 観葉植物やコードが多い部屋
- 暑さ寒さの影響を受けやすい部屋
犬2頭では、追いかけっこやじゃれ合いで思わぬ事故が起きることがあります。
床が滑る、家具の角が多い、コードが見えている、棚の上の物が落ちやすいといった環境は見直しましょう。
同じ部屋で留守番させる場合の環境づくり
2頭を同じ部屋で留守番させる場合は、逃げ場と休む場所を複数用意します。
1つのベッドだけでは、片方が独占したり、休みたい犬が落ち着けなかったりします。
最低限、次のものは2頭分または複数用意しましょう。
- ベッドやクッション
- 水飲み場
- トイレスペース
- 休める場所
- 必要に応じてクレートやサークル
- 犬同士の距離を取れるスペース
同じ部屋で過ごす場合でも、部屋の中にクレートやサークルを置いておくと、犬が自分だけの場所へ戻りやすくなります。
AKCは、クレートを犬にとって落ち着ける場所として教えることの重要性を説明しており、短時間から慣らしていく方法を紹介しています。
ただし、クレートやサークルを罰として使うのは避けましょう。
「閉じ込められる場所」ではなく、「安心して休める場所」として普段から慣らしておくことが大切です。
別々のスペースで留守番させる場合
犬同士の相性に不安がある場合や、体格差が大きい場合は、別々のスペースで留守番させる方法が安全です。
たとえば、次のような分け方があります。
- 別々の部屋にする
- 同じ部屋をペットゲートで分ける
- それぞれサークルに入れる
- 片方はケージ、片方はフリースペースにする
- 見えるけれど接触できない配置にする
完全に隔離すると不安になる犬もいるため、最初は「見えるけれど触れない」距離から始める方法もあります。
特に、次のような組み合わせでは分けた方がよいことがあります。
- 子犬と成犬
- 若い犬とシニア犬
- 小型犬と大型犬
- 食べ物への執着が強い犬同士
- 片方が遊びに誘いすぎる
- 片方が休みたいタイプ
- 片方が体調不良や術後
別々にすることは、仲が悪いという意味ではありません。
留守番中に事故を防ぎ、それぞれが安心して過ごせるようにするための工夫です。
留守番中のおやつ・知育玩具は慎重に使う
留守番中の退屈対策として、知育玩具やおやつを使うことがあります。
ただし、犬2頭の場合は注意が必要です。
おやつや噛むおもちゃは、取り合いの原因になることがあります。
次のような犬では、留守番中に食べ物入りのおもちゃを置かない方が安全です。
- 食べ物を守る行動がある
- 早食いで奪いに行く
- 相手のおやつを横取りする
- おもちゃを独占する
- 取り合いで唸ったことがある
- 体格差が大きい
- 噛む力が強く、誤飲が心配
使う場合は、事前に飼い主が見ている状態で何度も確認しましょう。
また、食べ物入りの知育玩具を使うなら、2頭を別々のスペースに分けて与える方が安全です。
誤飲しやすい小さなおもちゃ、壊れやすいおもちゃ、ヒモ状のもの、布を飲み込む可能性のあるものは留守番中に置かないようにしましょう。
水飲み場は2か所以上あると安心
留守番中は、いつでも水を飲めるようにしておく必要があります。
犬2頭の場合、水飲み場は1か所だけでなく、2か所以上あると安心です。
理由は次の通りです。
- 片方が水飲み場をふさいでも飲める
- 片方が水をこぼしても別の場所で飲める
- 犬同士の距離を取りやすい
- 暑い日や乾燥する日に不足しにくい
給水器を使う場合も、ボトルタイプだけに頼るのではなく、器の水も用意しておくと安心です。
ボトルの先が詰まる、水が出にくい、犬がうまく飲めないといったトラブルが起きることがあります。
2頭とも問題なく飲めるか、留守番前に確認しておきましょう。
トイレは2頭分を想定して広めに用意する
犬2頭を留守番させる場合、トイレは1頭分より広めに考えます。
1つのトイレを共有できる犬もいますが、次のような場合はトイレを複数用意した方が安心です。
- 片方が他の犬の排泄跡を嫌がる
- トイレが汚れていると失敗する
- 留守番時間が長い
- 子犬やシニア犬がいる
- 片方だけ排泄回数が多い
- トイレの取り合いがある
- 失敗が増えた
トイレが汚れていて使えない、片方が近くにいて落ち着かない、といった理由で失敗することがあります。
留守番が長めになる日は、トイレシートを広めに敷く、トイレを2か所にするなどの対策を取りましょう。
室温管理は最優先
留守番中の温度管理は非常に重要です。
犬は人間より体温調節が苦手な場合があり、暑さや寒さの影響を受けます。特に、短頭種、子犬、シニア犬、持病のある犬は注意が必要です。
夏はエアコンを使い、直射日光が当たる場所を避けます。
冬は寒すぎないようにしつつ、ヒーターや電気コードによる事故にも注意します。
留守番中の温度管理で確認したいポイントは次の通りです。
- エアコンを自動運転にするか
- 日差しが強い窓際を避けているか
- 水を複数置いているか
- 停電時の対策を考えているか
- ペットカメラで室温を確認できるか
- 暖房器具に直接触れない配置か
- 電気コードを噛めないようにしているか
犬2頭で同じ部屋にいると、部屋の中で動き回ったり、じゃれ合ったりして体温が上がることもあります。
「人間が少し暑いくらいなら大丈夫」と考えず、犬が快適に過ごせる温度を優先しましょう。
留守番前の散歩と遊びで落ち着かせる
留守番前に軽く散歩や遊びを取り入れると、留守番中に落ち着きやすくなることがあります。
ただし、興奮させすぎるのは逆効果です。
留守番前におすすめなのは、次のような活動です。
- 軽い散歩
- におい嗅ぎを多めにした散歩
- 短いトレーニング
- フードを使ったノーズワーク
- 穏やかな引っ張り遊び
- ブラッシングなどの落ち着くケア
激しく走らせる、興奮する遊びを長く続ける、出かける直前までテンションを上げると、飼い主が出た後も落ち着きにくくなる犬がいます。
留守番前は、「ほどよく疲れて、落ち着いて休める」状態を目指しましょう。
出かける前と帰宅時は大げさにしすぎない
犬が留守番を苦手にしている場合、飼い主の出発や帰宅が大きなイベントになると、不安や興奮が強まりやすくなります。
出かける前に何度も声をかける、長くなでる、心配そうにする、といった行動が、犬に「これから何か不安なことが起こる」と伝わってしまうことがあります。
帰宅時も、犬が大興奮している状態で大げさに反応すると、興奮が習慣化する場合があります。
出発前と帰宅時は、できるだけ落ち着いた対応を心がけましょう。
- 出発前は淡々と準備する
- 帰宅直後は犬が少し落ち着いてから声をかける
- 吠えたり飛びついたりしている間は過度に反応しない
- 落ち着いたらゆっくりほめる
RSPCAも、犬を一人で過ごすことに慣らす際は短時間から始め、犬が落ち着いていられる状態を少しずつ伸ばすことをすすめています。
ペットカメラで留守番中の様子を確認する
犬2頭を留守番させる場合、ペットカメラはとても役立ちます。
実際に見てみると、飼い主が思っていた様子と違うことがあります。
たとえば、次のようなことが分かります。
- 片方だけずっと吠えている
- 2頭が玄関前で待ち続けている
- 留守番中に追いかけっこをしている
- トイレを失敗する時間帯がある
- 片方が水を飲みにくそうにしている
- おもちゃの取り合いが起きている
- 別々に寝ていて問題なく過ごせている
ペットカメラを使うと、同じ部屋でよいか、分けた方がよいかを判断しやすくなります。
また、温度計付きのカメラやスマートリモコンを併用すれば、室温管理にも役立ちます。
ただし、カメラ越しに声をかける機能は、犬によっては逆に不安や興奮を高めることがあります。使う場合は、愛犬の反応を確認しながら判断しましょう。
留守番に慣らす練習は短時間から始める
犬2頭をいきなり長時間留守番させるのは避けましょう。
まずは短時間から練習し、問題がないか確認します。
練習の流れは次のようになります。
- 飼い主が別室に数分移動する
- 2頭の様子を確認する
- 問題がなければ10分、20分と伸ばす
- 短い外出を試す
- ペットカメラで様子を見る
- 徐々に留守番時間を延ばす
このとき、最初から完全に自由にさせるのではなく、留守番用の環境で練習します。
同じ部屋で不安やトラブルが見られる場合は、ゲートやサークルで分けて再度練習しましょう。
PDSAは、犬が一人でいることに慣れるには段階的な練習が必要で、日常的な留守番時間は長くなりすぎないようにすることをすすめています。
留守番中に起きやすいトラブル
犬2頭の留守番で起きやすいトラブルには、次のようなものがあります。
吠え合い
片方が外の音に反応して吠え、もう片方もつられて吠えることがあります。
窓の外が見える場所、玄関に近い場所、通行人や車の音が多い場所は、吠えやすい犬には刺激が強い場合があります。
カーテンを閉める、留守番部屋を玄関から離す、ホワイトノイズや静かな音を使うなどの対策を検討しましょう。
追いかけっこ・興奮
若い犬同士では、留守番中に遊びが激しくなることがあります。
家具にぶつかる、床で滑る、片方が嫌がっているのに追いかける、といった危険があります。
興奮しやすい組み合わせでは、留守番中はスペースを分ける方が安全です。
おもちゃや寝床の取り合い
おもちゃやベッドが1つしかないと、取り合いになることがあります。
特に、お気に入りのおもちゃ、噛むおやつ、フード入り玩具は注意が必要です。
留守番中には、犬同士の競争が起きにくいものだけを置きましょう。
トイレの失敗
2頭いるとトイレが汚れるのも早くなります。
汚れたトイレを嫌がる犬では、別の場所に排泄してしまうことがあります。
留守番時間に合わせて、トイレスペースを広げる、複数設置する、吸収力の高いシートを使うといった対策が必要です。
誤飲
2頭で遊んでいるうちに、おもちゃや布、トイレシート、ベッドの中綿を壊して飲み込むことがあります。
留守番中は、壊れやすいものや小さく噛みちぎれるものを置かないようにしましょう。
留守番中に分離不安が疑われるサイン
犬が留守番中に強い不安を感じている場合、次のような行動が見られることがあります。
- 長時間吠え続ける
- 遠吠えする
- ドアや窓を引っかく
- ケージやサークルから出ようとする
- よだれが多い
- 震える
- 部屋を歩き回り続ける
- トイレ以外で排泄する
- 物を壊す
- 自分の体をなめ続ける
- 飼い主の外出準備に強く反応する
分離不安に関する研究でも、犬が飼い主から離されたときに、破壊行動や過度な発声などの問題行動を示すことがあると報告されています。
犬2頭でも、分離不安がある場合は自然に解決しないことがあります。
ペットカメラで強い不安行動が確認できる場合は、自己判断で叱ったり閉じ込めたりせず、動物病院や行動診療に詳しい専門家へ相談しましょう。
実際の対策例|小型犬2頭の留守番環境
小型犬2頭を日中に留守番させる場合の一例です。
部屋の配置
- リビングの一部を留守番スペースにする
- ペットゲートでキッチンと玄関へ行けないようにする
- ベッドを2つ置く
- 水飲み場を2か所にする
- トイレを2か所にする
- コード類はカバーや家具裏に隠す
- 窓際の直射日光を避ける
- エアコンで室温を一定にする
- ペットカメラを設置する
出発前の流れ
- 短めの散歩へ行く
- 水を飲ませる
- トイレを済ませる
- 落ち着いてから留守番スペースへ移動する
- おやつは取り合いにならない形で使う
- 飼い主は淡々と外出する
留守番中
- 2頭が落ち着いて寝られるか確認する
- 吠え続けていないか確認する
- トイレや水の場所を使えているか見る
- 室温を確認する
- 途中で家族やシッターに寄ってもらうことも検討する
帰宅後
- 興奮が落ち着いてから声をかける
- トイレや水の状態を確認する
- 破壊や誤飲の形跡がないか見る
- ペットカメラの記録を確認する
- 問題があれば翌日以降の環境を調整する
同じ家庭でも、犬の年齢や相性によって最適な環境は変わります。
大切なのは、最初に決めた環境に固定せず、実際の様子を見ながら変えていくことです。
子犬がいる2頭留守番の注意点
子犬と成犬を一緒に留守番させる場合は、特に注意が必要です。
子犬はトイレの回数が多く、誤飲やいたずらのリスクも高くなります。また、成犬にしつこく絡んでしまい、成犬が休めないこともあります。
子犬がいる場合は、次のように対策しましょう。
- 子犬用のサークルを用意する
- 成犬が逃げられる場所を作る
- 食事やおやつは必ず分ける
- トイレを広めにする
- 誤飲しやすいものを置かない
- 長時間の留守番を避ける
- できれば家族やシッターに途中で見てもらう
子犬は一人で長時間過ごす練習がまだできていないことが多いため、いきなり日中ずっと留守番させるのは避けましょう。
シニア犬がいる2頭留守番の注意点
シニア犬がいる場合は、若い犬との運動量や休み方の違いに注意します。
若い犬が遊びに誘いすぎると、シニア犬が疲れたり、ストレスを感じたりすることがあります。
また、関節や視力、聴力に不安がある犬では、家具への衝突や段差にも注意が必要です。
シニア犬がいる場合の対策は次の通りです。
- 滑りにくい床にする
- 段差を減らす
- 若い犬と必要に応じて分ける
- シニア犬専用の寝床を作る
- トイレを近くに置く
- 水を飲みやすい場所に置く
- 室温を安定させる
- 留守番時間を短くする
シニア犬が急に留守番を嫌がるようになった場合は、認知機能、関節痛、内臓疾患などが関係していることもあります。
年齢のせいと決めつけず、動物病院へ相談しましょう。
長時間になる日は外部サービスも検討する
日常的に留守番が長くなる場合は、犬2頭だけで過ごさせる以外の方法も考えましょう。
選択肢としては、次のようなものがあります。
- 家族に途中で様子を見てもらう
- ペットシッターを利用する
- 犬の保育園を利用する
- ペットホテルの日中預かりを使う
- 在宅勤務日を作る
- 昼休みに一度帰宅する
- 近所の信頼できる人に依頼する
特に、子犬、シニア犬、持病のある犬、留守番が苦手な犬では、長時間の留守番を避ける工夫が必要です。
2頭いるから長時間でも大丈夫と考えず、犬それぞれの状態に合わせて判断しましょう。
よくある質問
犬2頭なら長時間留守番させても大丈夫ですか?
2頭いるからといって、長時間の留守番が必ず平気になるわけではありません。
相性がよければ安心材料になることもありますが、分離不安や退屈、トイレ、室温、誤飲の問題は残ります。PDSAやRSPCAは、犬を日常的に長時間一人にしないよう案内しており、4時間をひとつの目安としています。
犬2頭は同じ部屋で留守番させてもいいですか?
普段から穏やかに過ごせていて、食べ物やおもちゃの取り合いがなく、体格差も大きすぎない場合は、同じ部屋で留守番できることがあります。
ただし、最初は短時間から試し、ペットカメラなどで様子を確認しましょう。
少しでもトラブルがある場合は、ゲートやサークルで分ける方が安全です。
留守番中におやつを置いてもいいですか?
2頭で取り合いにならないなら、知育玩具やおやつが退屈対策になることがあります。
ただし、食べ物を守る行動がある犬、相手のおやつを奪う犬、誤飲しやすい犬では危険です。
使う場合は、別々のスペースで与えるのがおすすめです。
ケージやサークルに入れて留守番させるのはかわいそうですか?
ケージやサークル自体が悪いわけではありません。
犬が普段から安心して休める場所として慣れていれば、安全な留守番スペースになります。
ただし、長時間閉じ込める、罰として使う、慣れていない犬を急に入れるとストレスになることがあります。短時間から慣らし、犬が落ち着ける場所にすることが大切です。
片方だけ留守番が苦手な場合はどうすればいいですか?
片方だけが吠える、歩き回る、物を壊すなどの場合は、その犬に合わせた留守番練習が必要です。
2頭一緒にすれば解決するとは限りません。
ペットカメラで様子を確認し、短時間の練習、環境調整、外部サービスの利用、必要に応じて専門家への相談を検討しましょう。
留守番中に2頭がけんかしたらどうすればいいですか?
留守番中にけんかの形跡がある場合は、次回から同じ空間で留守番させないでください。
けががある場合は動物病院へ行きます。
原因が食べ物、おもちゃ、寝床、スペース、体調不良なのかを確認し、必要に応じてドッグトレーナーや行動診療に詳しい獣医師へ相談しましょう。
まとめ|犬2頭の留守番は「相性」と「分けられる環境」が重要
犬2頭を留守番させるときは、「2頭いるから安心」と考えすぎないことが大切です。
犬同士の相性がよければ、お互いの存在が安心につながることもあります。
しかし、留守番中は飼い主が止めに入れないため、食べ物やおもちゃの取り合い、追いかけっこ、吠え合い、誤飲などに注意が必要です。
安全に留守番させるためには、次のポイントを確認しましょう。
- 2頭を同じ空間にするか、分けるかを慎重に判断する
- 水・トイレ・寝床は複数用意する
- 食べ物やおもちゃの取り合いを避ける
- 誤飲しやすいものを片付ける
- 室温管理を徹底する
- ペットカメラで実際の様子を確認する
- 短時間から留守番練習をする
- 長時間になる日はシッターや家族の協力も検討する
特に、子犬、シニア犬、持病のある犬、留守番が苦手な犬がいる場合は、無理に長時間留守番させないようにしましょう。
犬2頭が安心して過ごせる留守番環境は、家庭ごとに違います。
最初から完璧を目指すより、実際の様子を見ながら、部屋の使い方や分け方を少しずつ調整していくことが大切です。
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