愛犬の体重が増えてくると、「低カロリーのドッグフードに変えた方がいいのかな」「今のフードを減らすだけではだめ?」と迷う飼い主さんは多いのではないでしょうか。
犬の体重管理では、摂取カロリーを抑えることが大切です。しかし、単純にフードの量を大きく減らすと、たんぱく質やビタミン、ミネラルなど、必要な栄養素まで不足する可能性があります。
そこで候補になるのが、少ないカロリーでも必要な栄養を摂りやすいように設計された体重管理用ドッグフードです。
ただし、商品によってカロリー、脂質、たんぱく質、食物繊維、1日の給与量は異なります。「100gあたりのカロリーが最も低い」という理由だけで選ぶのではなく、愛犬の体格、食欲、年齢、運動量に合っているかまで確認することが大切です。
この記事では、体重管理用ドッグフードの選び方と、人気商品のカロリー・給餌量・特徴を比較します。
まず結論|体重管理用ドッグフードは犬のタイプに合わせて選ぶ
体重管理用ドッグフードは、次のように選ぶと分かりやすくなります。
| 重視したいこと | 選びやすい商品 |
|---|---|
| カロリーと脂質の低さ | ニュートロ ナチュラル チョイス 減量用 |
| 満腹感と食物繊維 | ロイヤルカナン ミニ ライト ウェイト ケア |
| 小型犬の減量と長期的な体重管理 | ヒルズ サイエンス・ダイエット 減量サポート |
| 高たんぱく質・グレインフリー | ウェルネスコア 小型犬 体重管理用 |
| 国産・食欲旺盛な犬への配慮 | メディコート 満腹感ダイエット |
カロリーだけを見ると、ニュートロ ナチュラル チョイス減量用が300kcal/100gと低めです。一方、ウェルネスコアは356kcal/100gですが、たんぱく質34%以上で、体重管理中の筋肉維持にも配慮されています。
ロイヤルカナンは食物繊維、ヒルズは小型犬向けの減量と体重維持、メディコートは食事量を極端に減らさず満足感を保ちたい場合に選びやすい商品です。各商品の設計目的が違うため、カロリーの数字だけで順位をつけるより、愛犬の悩みに合わせて選びましょう。
体重管理用ドッグフードのカロリー・給餌量比較
主要な体重管理用ドッグフードを比較すると、次のようになります。
| 商品名 | カロリー | たんぱく質 | 脂質 | 体重4kgの給与量目安 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| ニュートロ ナチュラル チョイス 減量用 | 300kcal/100g | 25.0%以上 | 7.0%以上 | 商品表示を確認 | 低カロリー・低脂質、小粒 |
| ヒルズ 減量サポート 小型犬用 | 315kcal/100g | 28.5%※ | 12.0%※ | 90g | 小型犬の減量と体重維持 |
| ロイヤルカナン ミニ ライト ウェイト ケア | 323kcal/100g | 28.0%以上 | 9.0%以上 | 66g※運動しない犬 | 食物繊維と満腹感に配慮 |
| ウェルネスコア 小型犬 体重管理用 | 356kcal/100g | 34.0%以上 | - | 80g | 高たんぱく質・穀物不使用 |
| メディコート 満腹感ダイエット | 通常品比約20%減 | - | 通常品比約40%減 | 商品表示を確認 | 国産・食物繊維配合 |
※ヒルズのたんぱく質・脂質は乾物量分析値です。
※給与量は各メーカーが設定した条件に基づく目安であり、数字だけを単純比較することはできません。
※商品の成分や給与量は変更される場合があります。購入前に最新のパッケージや公式情報を確認してください。
ニュートロは300kcal/100g、ヒルズは315kcal/100g、ロイヤルカナンは323kcal/100g、ウェルネスコアは356kcal/100gです。ただし、各社の給与量は、活動量、体型、体重管理の目的など、異なる条件で設定されています。給与量の少ない商品が必ずしも優れているわけではありません。
体重管理用ドッグフードとは
体重管理用ドッグフードは、一般的な成犬用フードと比べて、カロリーや脂質を抑えながら必要な栄養を摂れるように設計されたフードです。
商品によって違いはありますが、主に次のような特徴があります。
- カロリーや脂質を抑えている
- たんぱく質を確保している
- 食物繊維を配合している
- 満腹感に配慮している
- L-カルニチンなどを配合している
- 小型犬向けの小粒商品がある
普通のドッグフードをただ減らす方法では、食事のかさが小さくなり、犬が空腹を感じやすくなることがあります。また、減らしすぎると必要な栄養素も不足しかねません。
体重管理用フードは、摂取カロリーを調整しながら、食事としての栄養バランスを保ちやすいことがメリットです。
まず愛犬が本当に太っているか確認する
体重が増えたからといって、必ずしも肥満とは限りません。
犬の体格には個体差があり、筋肉量によっても体重は変わります。そのため、体重の数字だけでなく、BCS(ボディコンディションスコア)で体型を確認することが大切です。
次のような点を確認してみましょう。
- 肋骨を軽く触れることができるか
- 上から見たときに腰のくびれがあるか
- 横から見たときにお腹が適度に引き上がっているか
- 首や胸、尻尾の付け根に脂肪がつきすぎていないか
- 以前より散歩を嫌がる、疲れやすくなっていないか
環境省のペットフードガイドでも、見た目や触った状態から体型を評価するBCSを使い、理想体重を確認する考え方が紹介されています。現在の体重だけで判断するのではなく、体型と合わせて確認しましょう。
肋骨に触れにくい、腰のくびれが分からない、急に体重が増えたといった場合は、動物病院で適正体重を確認してもらうと安心です。
体重管理用ドッグフードを選ぶ5つのポイント
1.100gあたりのカロリーを確認する
まず確認したいのが、100gあたりの代謝エネルギーです。
一般的なドライフードは、100gあたり350〜400kcal前後の商品が多くあります。体重管理用では、300〜350kcal前後に抑えられた商品もあります。
ただし、低カロリーであればあるほどよいとは限りません。
カロリーが低くても給与量が多ければ、1日の摂取カロリーは増えます。反対に、カロリーが少し高めでも、適切な給与量を守れば体重管理に利用できます。
確認すべきなのは、次の2つです。
- 100gあたり何kcalか
- 愛犬の1日の給与量が何gか
この2つを合わせて、実際に1日何kcalを摂ることになるのか確認しましょう。
2.たんぱく質を確認する
体重管理中は、脂肪だけでなく筋肉まで落とさないことが大切です。
筋肉量が減ると活動量が落ち、体重管理を続けにくくなることがあります。そのため、低カロリーだけでなく、たんぱく質にも注目しましょう。
今回比較した商品では、ウェルネスコアがたんぱく質34.0%以上、ロイヤルカナンが28.0%以上、ニュートロが25.0%以上です。ヒルズ減量サポートの乾物量分析値は28.5%となっています。
ただし、パッケージの保証成分値と乾物量分析値は計算基準が異なるため、数字だけをそのまま比較しないようにしましょう。
3.食物繊維と満腹感を確認する
食欲旺盛な犬の場合、単純に食事量を減らすと、空腹からおねだりが増えることがあります。
そのような犬には、食物繊維を配合し、食後の満足感に配慮したフードが選択肢になります。
ロイヤルカナン ミニ ライト ウェイト ケアは、食物繊維のバランスによって満腹感に配慮した設計です。メディコート満腹感ダイエットも、セルロース、水溶性食物繊維を含む小麦ふすま、おからなどを使用しています。
食事後も頻繁に欲しがる犬には、カロリーだけでなく、食物繊維や1回の食事量も確認しましょう。
4.愛犬の年齢と体格に合っているか確認する
体重管理用であっても、すべての犬に使えるとは限りません。
商品ごとに対象年齢や体格が決められています。
たとえば、ロイヤルカナン ミニ ライト ウェイト ケアは生後10か月齢以上の小型犬用です。ヒルズ減量サポート小型犬用は、1歳以上の成犬・高齢犬、避妊・去勢後や肥満傾向の小型犬を対象としています。
次の犬は自己判断で減量用フードへ切り替えず、動物病院へ相談しましょう。
- 成長中の子犬
- 妊娠中・授乳中の犬
- 痩せ気味の犬
- 持病がある犬
- 療法食を食べている犬
- 急に体重が増えた犬
- 高齢になって筋肉量が落ちている犬
特にシニア犬は、脂肪が増えていても筋肉量が減っている場合があります。体重の数字だけを見て食事量を減らすと、さらに筋肉が落ちる可能性があるため注意が必要です。
5.続けやすい価格と内容量を確認する
体重管理は、数日だけフードを変えれば終わるものではありません。
適正体重になるまで続け、その後も体重を維持する必要があります。そのため、毎月無理なく購入できる価格か確認しましょう。
また、小型犬には大容量すぎる商品が合わない場合があります。食べ切るまでに時間がかかると、開封後の酸化や風味の低下が気になります。
確認したいポイントは次の通りです。
- 1袋の内容量
- 1日の給与量
- 1袋で何日分になるか
- 1日・1か月当たりの費用
- 小分け包装か
- 開封後に保存しやすいか
- 近くの店舗や通販で継続購入できるか
商品価格だけでなく、愛犬が1日に何g食べるかをもとに継続費用を比較しましょう。
おすすめの体重管理用ドッグフードを比較
ニュートロ ナチュラル チョイス 減量用|カロリーと脂質を抑えたい犬に
ニュートロ ナチュラル チョイス減量用は、超小型犬〜小型犬向けの体重管理用フードです。
100gあたり300kcal、たんぱく質25.0%以上、脂質7.0%以上で、通常の小型犬用チキン&玄米成犬用と比較して、カロリー16%、脂質50%を抑えた設計です。第一主原料にチキンを使用し、小型犬が食べやすい小粒になっています。
ニュートロが向いている犬
- 摂取カロリーを抑えたい
- 脂質の低いフードを探している
- 超小型犬・小型犬
- 小粒のフードを選びたい
- チキンを主原料にしたフードを選びたい
比較した商品の中ではカロリーと脂質が低めです。現在の食事量を極端に減らさず、摂取カロリーを調整したい場合に検討しやすい商品です。
一方、対象は超小型犬〜小型犬の成犬です。子犬や大型犬、持病のある犬には、年齢や体格に合った別の商品を選びましょう。
ヒルズ サイエンス・ダイエット 減量サポート|小型犬の健康的な減量を考えたい人に
ヒルズ サイエンス・ダイエット減量サポート小型犬用は、1歳以上の成犬・高齢犬、避妊・去勢後、肥満傾向の小型犬向けです。
100gあたり315kcalで、通常の小型犬用成犬用ドライ製品と比べてカロリーを約15%抑えています。体重4kgの犬では1日90g、5kgでは105gが給与量の目安です。
ヒルズが向いている犬
- 小型犬用の減量フードを選びたい
- 避妊・去勢後に体重が増えた
- 成犬から高齢犬まで使える商品を探している
- 減量後の体重維持も考えたい
- メーカーの給与量表を参考に管理したい
ヒルズはカロリーだけでなく、減量と長期的な体重管理の両方を考えた商品です。
ただし、公式の給与量はあくまで開始時の目安です。体重やBCSを定期的に確認し、必要に応じて量を調整しましょう。
ロイヤルカナン ミニ ライト ウェイト ケア|食欲旺盛な小型犬に
ロイヤルカナン ミニ ライト ウェイト ケアは、生後10か月齢以上の減量したい小型犬向けです。
100gあたり323kcal、たんぱく質28.0%以上、脂質9.0%以上です。食物繊維を組み合わせ、満腹感と健康的な体型の維持に配慮しています。メーカーによると、標準的なロイヤルカナン製品と比較して脂肪を31%抑えた設計です。
体重4kgの場合、1日の給与量は次のように活動量で分かれます。
- 運動しない犬:66g
- 運動する犬:84g
- よく運動する犬:98g
同じ体重でも、活動量によって給与量が大きく違うことが分かります。
ロイヤルカナンが向いている犬
- 食欲が旺盛で食後も欲しがる
- 小型犬用の粒を選びたい
- 食物繊維を重視したい
- 活動量に合わせて給与量を調整したい
- 食事の満足感にも配慮したい
食事量を減らすと強くおねだりする犬や、満腹感を重視したい小型犬に検討しやすい商品です。
ウェルネスコア 小型犬 体重管理用|高たんぱく質を重視する犬に
ウェルネスコア小型犬体重管理用は、1歳以上の小型犬向けのグレインフリーフードです。
100gあたり356kcalと、今回比較した商品の中では低い方ではありません。しかし、たんぱく質34.0%以上で、体重管理時の筋肉維持を重視したい場合に選びやすい設計です。
体重4kgの体重管理用給与量は1日80g、6kgでは105gが目安です。乳酸菌、食物繊維、グルコサミン、コンドロイチンなども配合されています。
ウェルネスコアが向いている犬
- たんぱく質を重視したい
- 穀物不使用のフードを探している
- 小型犬用の小粒を選びたい
- 関節の健康にも配慮したい
- カロリーの低さだけでなく栄養設計を重視したい
ウェルネスコアは「最も低カロリーな商品を探している人」より、「高たんぱく質と体重管理を両立させたい人」に向いています。
穀物不使用であることが、すべての犬に必要なわけではありません。愛犬の体質や食事歴に合わせて判断しましょう。
メディコート 満腹感ダイエット|国産と食事の満足感を重視する犬に
メディコート満腹感ダイエットは、食欲旺盛で肥満気味の犬に配慮した国産フードです。
同社の通常商品と比較して、脂肪を約40%、カロリーを約20%抑えています。食物繊維のセルロース、水溶性食物繊維を含む小麦ふすま、おからなどを配合し、食事の満足感に配慮しています。
メディコートが向いている犬
- 国産フードを選びたい
- 食欲が旺盛
- 食事量を極端に減らしたくない
- 食物繊維を重視したい
- 店舗でも購入しやすい商品を探している
「量を減らすとおねだりが増える」という犬には、満足感を考えたフードが候補になります。
ただし、食物繊維が多いフードへ急に変えると、便の量や硬さが変わることがあります。現在のフードに少しずつ混ぜながら切り替えましょう。
低カロリーのフードほど痩せやすいとは限らない
体重管理用フードを比較するとき、最も低いカロリーの商品を選びたくなるかもしれません。
しかし、実際の体重変化を左右するのは、フード100gのカロリーだけではなく、犬が1日に摂取する総カロリーです。
たとえば、次の2つでは、結果が異なります。
- 300kcal/100gのフードを100g食べる:300kcal
- 350kcal/100gのフードを70g食べる:245kcal
100gあたりのカロリーは後者の方が高くても、実際の摂取カロリーは少なくなります。
比較するときは、次の式で1日の摂取カロリーを確認しましょう。
1日の摂取カロリー=100gあたりのカロリー÷100×1日の給与量
ただし、減量中の目標カロリーを自己判断で大幅に減らすのはおすすめできません。まず動物病院で適正体重を確認し、その体重に合った給与量を決めると安心です。
給餌量は「現在の体重」だけで決めない
肥満気味の犬に、現在の体重に対応した維持用給与量をそのまま与えると、体重が減らないことがあります。
体重管理では、次の情報をもとに給与量を考えます。
- 現在の体重
- 目標体重
- BCS
- 年齢
- 避妊・去勢の有無
- 1日の運動量
- おやつやトッピングの量
- 持病の有無
特に肥満の程度が大きい場合は、目標体重と減量ペースを動物病院で設定してもらいましょう。
AAHAの体重管理ガイドラインでは、犬の減量ペースとして週1〜2%が目安として示されています。ただし、年齢や持病によって適切なペースは異なるため、定期的な体重測定と獣医師による調整が必要です。
急激に食事量を減らすのではなく、少しずつ健康的に減量することが大切です。
おやつも1日のカロリーに含める
体重管理用フードへ変えても、おやつやトッピングが多ければ体重は減りません。
特に小型犬の場合、人にとっては一口程度のおやつでも、犬にとっては大きなカロリーになることがあります。
見落としやすいものには、次のようなものがあります。
- ジャーキー
- デンタルガム
- チーズ
- さつまいも
- 果物
- 茹でた肉
- 家族が別々に与えるおやつ
- 薬を飲ませるために使う食べ物
- フードに加えるトッピング
おやつを与えた日は、その分を主食のフードから調整します。
ただし、主食を大幅に減らしておやつを増やすと、栄養バランスが崩れます。体重管理中は、主食を中心にし、おやつは少量にとどめましょう。
キッチンスケールで毎回量る
体重管理中は、計量カップではなくキッチンスケールを使うのがおすすめです。
同じカップ1杯でも、粒の大きさや入れ方によって実際の重さが変わります。毎日5g多く与えているだけでも、小型犬では無視できないカロリー差になります。
たとえば、100gあたり320kcalのフードを1日5g多く与えると、1日16kcal、30日で480kcal余分に摂る計算です。
1日分を朝にまとめて量り、その中から朝食、夕食、おやつ代わりのフードに分けると、家族が複数いても管理しやすくなります。
体重は2週間ごとに確認する
体重管理用フードへ変えたら、食べさせるだけでなく、体重の変化を記録しましょう。
確認したい項目は次の通りです。
- 体重
- BCS
- 食欲
- 便の状態
- 運動量
- おやつの量
- 1日の給餌量
減量中は、少なくとも2週間ごとを目安に体重を測ると、食事量が合っているか判断しやすくなります。コーネル大学の獣医学情報でも、減量計画中は少なくとも2週間ごとに犬の体重を測ることがすすめられています。
体重が減らない場合でも、いきなり大幅にフードを減らすのは避けましょう。おやつの見落としや家族による追加給餌がないか確認し、それでも変化がなければ動物病院へ相談します。
体重管理用フードへの切り替え方
体重管理用フードへ変える場合も、現在のフードから急に切り替えないようにしましょう。
一般的には、7日程度かけて次のように切り替えます。
| 日数 | 今までのフード | 新しいフード |
|---|---|---|
| 1〜2日目 | 75% | 25% |
| 3〜4日目 | 50% | 50% |
| 5〜6日目 | 25% | 75% |
| 7日目以降 | 0% | 100% |
下痢や嘔吐が出た場合は、無理に次の段階へ進めず、同じ割合を続けるか、ひとつ前の割合に戻します。
胃腸が弱い犬やシニア犬は、10日〜14日ほどかけてゆっくり切り替えてもよいでしょう。
動物病院へ相談した方がよいケース
次のような場合は、フードを自己判断で変える前に動物病院へ相談してください。
- 急に体重が増えた
- 食事量を変えていないのに太った
- 水を飲む量が増えた
- お腹だけが膨らんできた
- 元気や運動量が落ちた
- 呼吸が苦しそう
- 関節や足を痛がる
- 持病や服用中の薬がある
- 肥満の程度が大きい
- 食事を減らしても体重が落ちない
- シニア犬で筋肉量も減っている
体重増加の背景に、ホルモン疾患、運動器の問題、薬の影響などが隠れていることもあります。
また、獣医師から療法食を指定されている場合は、市販の体重管理用フードへ勝手に変更しないでください。
よくある質問
体重管理用ドッグフードなら量を減らさなくても痩せますか?
体重管理用フードへ変えるだけで、必ず体重が減るわけではありません。
1日に必要なカロリーより多く食べれば、低カロリーのフードでも体重は減りにくくなります。パッケージの給与量を開始時の目安にし、体重やBCSを確認しながら調整しましょう。
普通のドッグフードを減らすだけではだめですか?
軽い体重増加であれば、現在のフード量やおやつを見直すだけで改善する場合もあります。
ただし、普通のフードを大幅に減らすと、必要な栄養素まで不足する可能性があります。食事量をかなり減らさなければ体重が管理できない場合は、体重管理用フードや動物病院で扱う減量用療法食を検討しましょう。
何kcal以下なら低カロリーですか?
ドッグフードには、すべての商品に共通する単純な「何kcal以下なら低カロリー」という選び方はありません。
通常商品と比べてどの程度カロリーが抑えられているか、1日に何g与えるのか、愛犬の必要カロリーはいくらかを合わせて確認する必要があります。
避妊・去勢後は体重管理用フードに変えるべきですか?
避妊・去勢後に必ず体重管理用へ変えなければならないわけではありません。
体重や体型を維持できていれば、現在のフードを適量与える方法でも管理できます。体重が増え始めた、運動量が減った、食事量を減らすと空腹が強い場合は、避妊・去勢後用や体重管理用フードを検討しましょう。
体重管理用フードをずっと与えても大丈夫ですか?
対象年齢に合った総合栄養食で、体重や体調が安定している場合は、減量後の体重維持に使用できる商品もあります。
ただし、減量が終わった後も同じ量を続けるとは限りません。目標体重に達したら、維持用の給与量に調整するか、通常の成犬用フードに戻すかを検討しましょう。
食べない場合はトッピングしてもいいですか?
少量のトッピングで食いつきを補う方法はありますが、トッピング分のカロリーも計算に含める必要があります。
毎回多く加えると、体重管理用フードへ変えた意味が薄れてしまいます。ぬるま湯で香りを立てる、食事時間を決めるなど、カロリーを増やさない方法から試しましょう。
まとめ|カロリーだけでなく1日の給餌量まで比較しよう
体重管理用ドッグフードを選ぶときは、100gあたりのカロリーだけで決めないことが大切です。
確認したいポイントは次の通りです。
- 100gあたりのカロリー
- 1日の給与量
- たんぱく質
- 脂質
- 食物繊維と満腹感
- 愛犬の年齢と体格
- 継続しやすい価格と内容量
カロリーと脂質を抑えたいならニュートロ、満腹感を重視するならロイヤルカナン、小型犬の減量と体重維持を考えるならヒルズ、高たんぱく質と穀物不使用を重視するならウェルネスコア、国産と食事の満足感を重視するならメディコートが候補になります。
ただし、どの商品を選んでも、与えすぎれば体重は減りません。おやつを含めた1日の総カロリーを管理し、キッチンスケールで正確に量りましょう。
体重増加が大きい場合や、食事を調整しても痩せない場合は、自己判断で量を大きく減らさず、動物病院で適正体重と減量計画を確認してください。
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